出入国管理法違反事案
罪名:出入国管理法違反(不法滞在)
結果:不起訴
【事案の概要】
技能実習生として日本に滞在していたAさんが,実習先から逃亡し,ビザ期限が切れた後も日本国に不法滞在。期限切れから3年後,職務質問された際に不法滞在が発覚し,逮捕勾留されました。
【問題点】
本人は本国への帰国を希望していたため,出入国管理庁と連携して早期の国外退去を実現させることを目指しました。
【解決までの流れ】
Aさんの友人の協力を得て,不法滞在先からAさんの荷物を運び出し,パスポートを準備しました。
その上で,検察に対し,Aさんの早期の国外退去が本人のためであると同時に日本国の公益にも資すると主張しました。その後,検事と交渉を重ね,無事不起訴処分を獲得しました。そのため,Aさんは刑務所に入ることなく,スムーズに本国へ帰国することができました。